前職の急な転勤で名古屋へ飛ばされていた時に組み立てを依頼され大阪から名古屋へ来て頂いていたお客様のデローザSK Pininfarinaの点検依頼です。

組み立ててから約半年経過なのでちょうどいい時期ですし、今月の宮古島トライアスロンに参加されるということで悪いところがあったらみて欲しいという依頼でした。
結論から言うと悪いところはあまりありませんでした。初期特有の緩みが多少あったぐらいで綺麗に乗られているんだなと思いました。
点検と同時にご自身で取り付けられたDHバーのポジション確認とカットを依頼されたので合わせてやりました。
初心者にありがちなバーテープを左右のバーともに同じ回転方向に巻いてしまっているの図、握り込む方向が左右で違うので同じ方向はまずいですね。見た目的にも。

バーをカットしました。もちろん左右同じ長さ、カーボンがささくれない様にしながらゆっくりカットです。カーボンの種類によって切断の仕方を変えております。今回のものはゆっくりカットが向いていると考えてのことです。全てのカーボンがゆっくりカットが向いている訳ではありませんので、注意。
巻き直ししてバーの余分なところをカットしました。ステム周りがスッキリしてますね。ついでにバー先端スイッチ部分付近のコード処理を変更しております。コードが露出していると汗とか落車時の切断とかが気になりますので隠しております。
写真がちょっと白く飛んでいるのは僕の撮りかたがへたっぴなせいです。これから撮影の腕も磨きます。
それからチェーンが汚れていましたので洗浄しておきました。表面上は綺麗だったんですが、リンク内部がジャリジャリしていましたので専用器具で完全洗浄して、洗浄剤はエアで吹き飛ばして乾かしてからオイルアップしておきました。

マシンの性能を発揮し続けるためには定期的なメンテナンスが必須です。メンテナンスは無料という訳ではありませんが、安全に快適に楽しく走るための費用だと思っていただけると幸いです。
もちろんご自身でされるのも結構ですし、お店に任せるのもいいと思います。その店が信用に足るところであれば・・・あ、毒吐いてもた。